資産形成をするとき保険に入るべきか、入らないべきか、あなたはどう考えますか？
若い頃は単に「不安だから」という理由で保険に入る人が多いと思います。
資産形成をする上で支出管理が重要ですから保険は果たして必要なのかどうかよく考えて入ること尾をおすすめします。
保険は長期間にわたり毎月継続的に出ていってしまう支出です。
毎月の支出金額は少ないとしても長い間で見れば結構大きな金額になってしまうものです。
ただ、保険は全部やめたほうがいい、というのも乱暴な話ですよね。保険はリスクをヘッジする機能として必要なら入るべきですから。
今回は働く女性にとって入るべき保険、入らなくても良い保険を紹介します。
自分の生命と医療に関する保険は原則いらない
まず、自分自身の生命と医療に関する保険は原則不要だと考えています。当然ですがあなたが亡くなったときにあなたは生命保険を受け取れません。あなたに養うご家族がいない場合、あるいはあなたがお亡くなりになってもパートナーや他の方がご家族を養える場合は、生命保険はいらないでしょう。生命保険は、あなたが不幸にもお亡くなりになった時にご家族が経済的にとても困る場合は入るべきですが、働く独身女性には不要な保険です。
また、あなたが日本在住であれば医療に関する保険もいりません。日本には非常に優れた国民皆保険制度があり、あなたが働いているのであれば毎月源泉徴収で健康保険料を払っています。既に多額の健康保険を払っているのに、それに加えて民間の医療保険に入る必要はないのです。
たとえ医療費が高額になる事態があっても、高額医療費制度によってあなたが支払う医療費には限度がありますので、心配することはないのです。
家・乗り物に関する保険には原則入る
家と乗り物に関する保険には必ず入りましょう。賃貸住宅の中には火災保険に入るのが任意な場合もありますが、家の火災保険には必ず入りましょう。ご自宅を購入された場合もご自宅に関する保険はきちんと十分なカバーがあるように入りましょう。家に関する事故（火災、倒壊など）は、発生した時の被害金額がかなり高額になります。周辺住民の家や財産も毀損してしまう可能性があり、自分の財産だけではカバーしきれない場合がほとんどです。医療費と違って損害額に限度がありませんので、必ず保険でカバーしましょう。
また、乗り物に関する保険も入ります。乗り物については事故が発生した時にご自身に致命傷が発生してしまう可能性がありますし、また他人の生命や財産に大きなダメージを与えてしまう可能性もあります。あなたが賠償金を払えなければ他人の人生も狂わせてしまう可能性があります。
乗り物というと「自転車保険」は非常に重要ですが入っていない人も多いでしょう。自転車も大きな事故を起こし、他人に大きな怪我をさせてしまう可能性があります。無保険で自転車に乗っていると非常にリスクが高いので、たまにしか乗らないとしても自転車保険には必ず入りましょう。
年金保険はいらない
保険の中には年金の代わりになるような掛け捨てでない保険もあります。
例えば、
- 個人年金保険
- 変額年金保険
などです。
これは間違いなく入る必要がありません。
運用に関わるコストが高すぎるためです。税制上のメリットがあると言われても、そのメリットをコストが台無しにしてしまっています。
保険はリスクをヘッジするために入るもので運用益を求めて入るものではありません。
運用については、SBI証券でeMAXIS Slim 米国株式（S＆P500）を自動積立投資で運用していけばいいので個人年金を使う必要はないのです。
個人年金をどうしてもやりたいという場合は、一度投資したい個人年金のコストを確認してみてください。そのコストがeMAXIS Slim 米国株式（S＆P500）の運用コストより低い場合はやってみる価値はあります。
まとめ
働く女性にとって入るべき保険・入らなくても良い保険について紹介しました。
当ブログでは、
- 生命保険
- 医療保険
はいらない
家に関する火災保険などは必須
自動車関連の保険・自転車保険も必須
と考えています。
保険に入る入らないは最終的にはご自身の判断ですが、こんな考え方もありますので、あなたの保険加入検討の際の参考にしてみてください
