あなたは夫婦でどのように口座管理をやるのが良いと思いますか?

あなたがまだ独身だとしても将来結婚した後、現実的な話として夫婦での家計管理、口座管理のやり方について考える時がきます。

お金のこととで幸せだから家庭が幸せだということは必ずしもありませんが、少なくともお金のことで家庭内での不満や不安がないことは幸せな家庭生活の礎として重要ですよね。

今回は夫婦が知っておくべき口座管理のポイントを説明します。

あなたがまだ独身だとしてもパートナーとこのような具体的な話をしてみてもいいと思いますよ。

共有口座と個人口座の組み合わせ

結婚して共同生活を始めるにあたって共有口座と個人口座をどう組み合わせるかを決める必要があります。

これについては、夫婦それぞれに支払い項目を分けて別々に支払うのではなく、奥様の名義で家計管理用の銀行口座を作ってそこで集中管理するのがよいです。夫婦それぞれが項目によって支払っていると家計全体として合算するのが若干面倒だからです。

生活をしている中で銀行引き落としが必要な場合があり、ネット銀行だと対応していない場合がありますのんで、家計の共有口座としてはメガバンクを選びましょう。具体的には三井住友銀行を選んでおけばいいです。三井住友銀行には毎月の平均家計支出の6ヶ月分程度を貯めておきましょう。毎月30万円家計支出があれば、150万円程度共有口座にあればどんな自体になっても対応できます。

クレジットカードについては奥様名義で一つ用意し、パートナーに家族カードを発行しましょう。家計に関する支出は家計用のクレカに集中して支払うことで家計の見える化が容易になります。メガバンで三井住友銀行を作っているので、三井住友カードNLゴールドを作りましょう。三井住友カードは若干審査が厳しいのですが、審査で通るか不安の場合はゴールドでない通常カードから始めて信用を上げていきましょう。

一方資産運用については、奥様の名義のネット証券の口座を新規に作ってそこで夫婦共有資産の運用をしましょう。夫婦どちらの名義でもいいのですが、一般的には女性の方が収入が低く、またご出産などで一時的に働けなくなる可能性があり、男性より資産に頼らざるを得ない可能性が高いからです。男はお金がなくなったら肉体労働でもなんでもして働けばいいのです。メガバンで三井住友銀行、クレカで三井住友カードNLを家計用で準備していますので、ネット証券はSBI証券一択です。奥様の観点からすると、仮にパートナーとの生活が終わったとしても資金面で直ちに不安になることはありません。

そして、毎月の夫婦それぞれの給与から一定額を家計口座である三井住友銀行に自動振込する。この場合、夫婦とも住信SBIネット銀行で給与受け取りをしておけば、そこから自動振込で家計口座に振り込みができます。

まとめると、共同生活を始める場合は、

  • 奥様名義の三井住友銀行の口座を使って家計の支出を集中管理。共有銀行口座には最低毎月支出の6ヶ月分を維持
  • クレカは奥様名義で三井住友カードNLあるいは三井住友カードNLゴールドを作り、パートナーに家族カードを発行。家計の支出は家計用のクレカで集中管理
  • 証券口座は奥様名義でSBI証券の口座を開き資産運用

とすればいいでしょう。

家計の透明性を保つためのコツ

家計については常に透明性を保つことが重要で、家計に関する支出はガラス張りにしましょう。

もちろん個人でパートナーに内緒の支出もあるでしょうし、私は内緒の支出があっても全然問題はないと思いますが、家計に関しては100%共有することが重要です。個人の支出は個人のクレカを使って支払いましょう。

家計の共有方法は、マネーフォワードMEのような家計簿アプリを使い、夫婦で家計状況を共有するのが一番簡単です。

家計の口座を三井住友銀行、クレカを三井住友カード、ネット証券をSBI証券と決めましたので、家計で使う口座は3つしかありませんので、家計簿アプリへの連携も簡単です。

緊急資金についての考え方

家計を運用していると冠婚葬祭や病気・怪我などで緊急に資金が必要になることもありますよね?

このような緊急資金はどのようにして準備すればいいのでしょうか?

これについては共有口座に生活費の6ヶ月分を用意しているのでそこから出せばいいです。使った後は、後日でいいので、夫婦で相談して生活費の6ヶ月分を維持できるように補填してください。

一週間以内に100万円以上の資金が急に必要だという事態はあまり想定できませんので、生活費の6ヶ月分を維持していれば緊急資金に対しても問題ないと思います。

教育資金についての考え方

お子様の教育資金をどう準備するか?という問題もあります。これは基本的には家計の資産形成で選んだ投信とは別銘柄の投信を教育資金として運用する。

例えば以下のような組み合わせが可能です。

  • NISA口座ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で資産形成。これは多用途で使っていいものとしましょう。例えば、住宅購入で必要になった時には売却しても大丈夫ですう。
  • 特定口座では教育資金としてSBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドで資金を準備

投信の銘柄を分けておけば、教育費用とで幾ら貯まっているのかは一目瞭然でわかります。

教育用途としては月10万円分SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを買い付けることを目指してください。こうすれば18年後には約4,000万円くらいの教育資金ができている計算です。教育資金が4,000万円あれば、お子様二人までであれば、さまざまな支援制度と組み合わせればお子様のどのような選択肢に対してもサポートすることができます。

夫側および奥様個人の資産形成についての考え方

当ブログでは奥様名義でSBI証券で家計の資産形成をすべきと主張していますが、この他に余裕があれば夫及び奥様個人用とで別のネット証券口座を持って資産形成をしてみましょう。これは「資金に余裕があれば」です。

まず優先すべきは奥様名義の家計用SBI証券でNISAの投資枠1800万円を最短で使い切ること、で次に優先すべきは奥様名義の家計用SBI証券である程度の教育資金用の投資を完了することです。

この二つが完了してから、それぞれの個人の資産形成をするという順番がお勧めです。

まとめ

この記事では、夫婦が知っておくべき口座管理のポイントについて説明しました。まとめると以下のようになります。

  1. 共有口座と個人口座の組み合わせを上手く活用し、奥様名義で家計管理用の銀行口座を作成する。
  2. クレジットカードは奥様名義で一つ用意し、家計に関する支出を集中管理する。
  3. 資産運用は奥様名義のネット証券口座で行い、夫婦共有資産の運用をする。
  4. 家計の透明性を保ち、家計簿アプリを使って夫婦で家計状況を共有する。
  5. 緊急資金は共有口座に生活費の6ヶ月分を用意し、教育資金は別銘柄の投信で運用する。
  6. 余裕があれば、夫婦それぞれ個人用の資産形成を進める。

これらのポイントを押さえることで、夫婦間の経済連携を円滑にし、幸せな家庭生活を築くことができます。

ぜひパートナーと話し合ってシステマチックに家計を管理しましょう。

おすすめの記事