あなたは手取り収入の何%を投資に回していますか?
投資を全く始めたことがない人はどれぐらい投資に回すのがいいのか最初迷いますよね?
今回は毎月の手取り収入に占める投資の割合を決める際の考え方について紹介します。
手取り収入に占める投資の割合の目安は手取り収入30万円以上で25%、30万円未満は15%
私の考えですが、手取り収入に占める投資の割合は手取り収入金額を基準に決めると良いです。
手取り収入の25%を投資に充てるのが適当だと感じますが、手取り収入が20万円台の時にそれをやってしまうと「若い時にやるべき経験への投資」と「金融資産への投資」のバランスがよくありません。
このため
- 手取り収入月30万円未満のときは15%
- 月30万円を超えたら25%
を投資に充てるという考えはどうでしょうか。
例えば、手取り20万円であれば月3万円を投資に充てる計算です。
ボーナスは投資には回さない
月の収入の中の15%なり25%を投資に回すと、節約をしたとしても毎月の収支はカツカツになるでしょう。
この時ボーナスまで投資に回すようなことは過剰だと感じます。
ボーナスは海外旅行に行ったり、衣服やアクセサリーを買って楽しんだり、あるいは結婚式費用に使ったり、パッと楽しい体験に使うほうがおすすめです。
若い時にしかできないことはありますので、せっかくの若くいろいろ新鮮な経験をできる時にボーナスまでも投資に回してしまうなんてもったいないです。若い頃の経験は一生の思い出として残りますので、投資しすぎないことも大切です。
毎月の投資で資産形成ができるか?
ボーナスを投資に回さず、毎月の給与から投資しても資産は築けるのでしょうか?答えは、私の答えは「はい」です。
22歳から29歳まで平均手取り給与25万円とし、その内15%(3.75万円)を投資。30歳から39歳まで平均手取り35万円とし、その内25%(8.75万円)を投資するとしましょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資し、平均利回り7%と仮定すると、40歳時点での資産は約2,200万円になると計算できます。
ボーナスを一才投資に回さないでこれですから比較的余裕のある計画ではないでしょうか
40歳時点で得た2,200万円の資産を、40歳以降一切追加投資なしで65歳まで年7%で運用すると、65歳でリタイアする時の資産は1億2500万円になります。
現実世界では運用成績は毎年大きく変動します。-15%の年もあれば0%の年もあれば+20%の年もあるでしょう。
平均でずっと7%の成果が出るということはないですが、私は米株インデックス投信に投資した場合長期で均していくとこのくらいの成果を期待しています。
あなたも米株インデックスであるS&P500の長期間のチャートを見てどれくらいのリターンが期待できるか自分でも調べてみてください。
世の中にはいろいろな資産シミュレーションがありますので、あなたの期待するリターン%でいろいろ試算して自分なりの資産形成計画を立ててみましょう。
投資の習慣をつけることが大切
資産形成は、毎月の積み重ねと長期間継続することが重要です。「米株インデックス投信の毎月自動買付と長期保有」は、特に長期的に続けることで成果が出る方法です。
最初は手取りの15%や25%を投資に回すのが難しく感じるかもしれませ
ませんが、徐々に慣れてくると、無理なく続けられるようになります。
習慣の力は強力で、一度「毎月一定額を投資すること」が習慣化されると、自然と実行できるようになり、資産形成も容易になっていきます。
まとめ
手取り収入の投資割合は、月収30万円未満で15%、月収30万円以上で25%を目安にすることがおすすめです。ボーナスは投資に回さず、人生を楽しむことに使いましょう。
毎月の投資金額が小さく資産形成が難しいと感じるかもしれませんが、米株インデックス投信に投資し長期的に平均7%で運用できれば、私は十分な資産形成ができると考えています。
ただし、運用成績は大きく変動し、必ずしも期待のリターンが出るわけではありません。投資を始める前に、よく調べて自分で判断し、実行してみてください。